解説:
突発性難聴は、健常者に特別の原因なしに一側の高度の難聴が起こるものであり、難聴の発生と同時か前後して3:耳鳴りを伴うことが多いので正しい。
1:難聴は感音性であり、伝音難聴ではない。
2:耳の閉塞感やめまいを伴うことがあるが、頭痛は伴わない。
4:細菌感染が原因ではないので、抗菌薬が有効ではない。直接の原因は不明であるが、ステロイドが有効であることから、ウイルス感染を原因とする説があり、また内耳の血流障害を原因とする説がある。治療はステロイド剤、血流改善剤、代謝促進剤などの投与、高気圧酸素療法、星状神経節ブロックなどが行われる。早期(発症後1週間以内)の治療成績が比較的良好である。