解説:
1:糖尿病は、膵臓のランケルハンス島で作られて放出されるインスリンの不足によって起こる過血糖状態をいい、遺伝的素因が関係している。一次性のものと二次性のものがあり、一次性のものにはインスリン依存型(1型:若年型)と非依存型(2型:成人型)とがある。症状として、口渇、多飲、多尿、体重減少、全身倦怠、性欲減退、インポテンツなどがみられ、合併症として、白内障、細小血管症(網膜症、腎症など)、ニューロパチー(末梢神経障害)、壊疽、感染症などがある。ニューロパチーにより、しびれなどの神経症状や振動覚低下がみられる。
2:ブルンジスキー徴候は、患者の頭部を他動的に屈曲させると下肢力堀曲する現象であり、髄膜刺激症状の1つである。
3:バビンスキー反射(バビンスキー徴候)は、錐体路障害でみられる病的反射の1つである。足底の外縁寄りを踵の方から小趾のつけ根に向かって先の少しとがったもので速やかにこすり上げ、さらに曲がって母趾のつけ根に達するようにこすったとき、母趾が背屈し、他の四趾が開くように背屈した場合に陽性である。
4:筋強剛はパーキンソン病でみられる現象である。