臨床医学各論(全470問) 全身性エリテマトーデスについて正しい記述はどれか(15回) 女性に多い 50~60歳代に好発する 原因はブドウ球菌の感染である 皮膚の硬化が特徴である 前の問題 次の問題 解答:1 1.女性に多い 2.50~60歳代に好発する 3.原因はブドウ球菌の感染である 4.皮膚の硬化が特徴である 解説: 1:全身性エリテマトーデス(SLE)は、膠原病の一種で、20~30歳代の女性に多い。全身の各種臓器の結合組織の慢性炎症性疾患である。顔面部の蝶形紅斑や円盤状紅斑が特徴的であり、血中にLE細胞が出現する。 2:好発年齢は20~30歳代であり、50~60歳代に好発するのではない。 3:膠原病の一種であり原因は不明であるが自己免疫の関与が考えられている。ブドウ球菌の感染が原因ではない。 4:皮膚の色素沈着、紅斑、脱毛、口腔粘膜潰瘍、口内炎など皮膚・粘膜症状や、けいれん、頭痛などの中枢神経症状などがみられるが、皮膚硬化は起こらない。皮膚の硬化は強皮症や皮膚筋炎でみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test