解剖学(2:鍼灸版)(全322問) 下垂体について正しいのはどれか(28回) 前葉の働きは視床下部の支配を受ける 後葉は乳腺刺激ホルモンを分泌する 神経性下垂体では下垂体門脈が形成される 性腺下垂体は胎生期に神経管から独立してできる 前の問題 次の問題 解答:1 1.前葉の働きは視床下部の支配を受ける 2.後葉は乳腺刺激ホルモンを分泌する 3.神経性下垂体では下垂体門脈が形成される 4.性腺下垂体は胎生期に神経管から独立してできる 解説: 1:視床下部は自律神経系の中枢で、体温や性行動、摂食や飲水、内分泌等を調節する。下垂体前葉の内分泌も視床下部の調節のもとで機能する。 2:乳腺刺激ホルモン(=プロラクチン・PRL)は下垂体前葉から放出される。 下垂体はトルコ案の下垂体窩におさまり、前葉・中葉・後葉に分かれる。 このうち前葉・中葉は口蓋の腺上皮に由来しており、腺性下垂体と呼ばれる。 前葉は6種類のホルモンを分泌し、下垂体門脈を介して標的器官にホルモンを運搬する。 一方、後葉は脳の神経組織が突出して作られており、神経性下垂体と呼ばれる。 2種類のホルモンを放出するが、その運搬に下垂体門脈は関わらない。 関連記事⇒『臓器別!ホルモンの名称と、その作用(分泌異常で起こる疾患も!)』 前の問題 次の問題 基礎科目 - 解剖学(2:鍼灸版) test