八綱で正気と邪気の盛衰を示すのはどれか（２９回）

解説：

• 1：表裏は病位によるもので、表証は病態が表位にあるとき、裏証は病態が裏位に存在する時、半表半裏は表裏の中間位で少陽の位に相当する。
• 2：寒熱は病性によるもので、「陰盛・陽虚であると寒証」と「陽盛・陰虚である熱証」があり、寒証と熱証が同時に存在する寒熱錯雑証がある。
• 3：虚実は病勢によるもので、正気と邪気の盛衰と抗争があり、正当は3。生気が不足している状態の虚証、邪気が旺盛な状態の実証があり、虚証と実証が同時に存在する虚実挟雑証がある。
• 4：陰陽はここまでを統括する総綱であり、「陰証は裏・寒・虚」「陽証は表・熱・実」である。