東洋医学臨床論(全570問)
下垂手を生じた患者の絞扼部位に対する施 術を行う場合、最も適切な筋はどれか(29回)
解答:2
- 1.円回内筋
- 2.回外筋
- 3.尺側手根屈筋
- 4.長母指屈筋
解説:
- 下垂手は橈骨神経麻痺が支配している。
- 橈骨神経は上腕三頭筋・腕橈骨筋・肘筋・長短橈側手根伸筋・総指伸筋・小指伸筋・尺側手根伸筋・回外筋・長母指外転筋・短母指伸筋・長母指伸筋・示指伸筋を支配する。
- よって、選択肢の中で該当するのは「2:回外筋」である。
その他の選択肢は以下の通り。
- 「1:円回内筋」は正中神経が支配している。
- 「3:尺側手根屈筋」は尺骨神経が支配している。
- 「4:長母指屈筋」は正中神経が支配している。