解説:
1;生後1週未満の死亡は早期新生児死亡、2:生後4週未満の死亡は新生児死亡という。3:生後1年未満の死亡を乳児死亡といい、新生児死亡を含む。新生児死亡率、乳児死亡率では出生数を分母として、出生数1000に対する比率で示す。生後4週未満の新生児死亡では、先天的要因(先天奇形、変形、染色体異常)が多い。4:生後5歳未満の死亡は幼児死亡という。妊娠満12週以降の死児の出産を死産という。〔参考〕死産率では出産数を分母とする。周産期死亡とは満22週以降の後期死産と1週未満の早期新生児死亡をさす。周産期死亡の約8割は後期死産である。人工妊娠中絶数のうち満11週以前のものが9割強を占めるが、これは死産統計には入らない。満12週以降の人工死産(人工妊娠中絶数)は死産統計に入り、死産全体の約55.2%(2008年)を占める。妊産婦死亡率は産褥に関連する死亡であり、わが国では出産10万当たり3.5(2008年)と世界のトップクラスである。