解説:
僧帽弁狭窄症では、僧帽弁口が狭窄し、拡張期に左房から左室への血液の流入が障害されるので左室内の容量が減少し、収縮時の2:心拍出量減少が起こるので正しい。
心拍出量減少は大動脈弁狭窄症でもみられる。
心拍出量を保つために左室の内圧が上昇し、肥大をきたす。
1:拡張期に左房から左室への血液の流入が障害されるので、左房圧は低下でなく上昇する。
3:拡張期血圧低下はみられない。
拡張期に血液が左室に逆流する大動脈弁閉鎖不全推でみられる。
4:僧帽弁狭窄症では、左房圧上昇のために肺うっ血や肺水腫をきたし、進行すると右室圧上昇、右室肥大が起こる。左室肥大は起こらない。大動脈弁の狭窄症や閉鎖不全症で起こる。