臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 体位とその目的との組み合わせで誤っているのはどれか(12回) ファウラー位ー横隔膜の下降 トレンデレンブルグ体位一脳血流の増加 起坐位ー静脈還流の増加 側臥位ー誤嚥の防止 前の問題 次の問題 解答:3 1.ファウラー位ー横隔膜の下降 2.トレンデレンブルグ体位一脳血流の増加 3.起坐位ー静脈還流の増加 4.側臥位ー誤嚥の防止 解説: 3:起坐位になると静脈還流は減少する。逆に臥位では下半身からの静脈還流が増加して、肺うっ血がよりひどくなり呼吸困難などが増悪するため、喘息発作時には患者は起坐位となる。 1:ファウラー位とは、仰臥位でベッド全体を傾斜させて上半身を高くする体位をいう。横隔膜が下降し1回換気量と機能的残気量が増加するので、動脈血酸素分圧を上昇させることができる。 2:トレンデレンブルグ体位とは頭低足高の仰臥位(または腹臥位)をいい、ショック時の脳血流量の増加や気管内分泌物の喀出・吸引などに用いられる。 4:嘔吐がみられる場合には、吐物の誤飲による窒息などを避けるために側臥位をとらせる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test