臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 15歳の肥満男子。軽微な外傷後跛行を主訴として来院した。最も考えられるのはどれか(13回) ペルテス病 変形性股関節症 結核性股関節炎 大腿骨頭すべり症 前の問題 次の問題 解答:4 1.ペルテス病 2.変形性股関節症 3.結核性股関節炎 4.大腿骨頭すべり症 解説: 1:ペルテス病は、大腿骨頭および大腿骨頚部に骨や軟骨組織の阻血性壊死が起こって跛行を生じる。2~13歳、主に5~8歳の男子に多い。設問の15歳の肥満男子、外傷後破行は該当しない。 2:変形性関節症は、高齢者に多いので該当しない。 3:結核性股関節炎は、関節痛、運動制限、跛行が出現するが、外傷後の跛行ではない。 4:大腿骨頭すべり症は、大腿骨近位骨端の成長軟骨板で離開が起こって大腿骨頭が大腿頚部に対して後方へ移動し、疼痛、運動制限、跛行が生じる。病因は内分泌異常が考えられ、成長期の肥満者に多いことから、本疾患が最も考えられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test