解説:
1:離断性骨軟骨炎は、骨軟骨が変性、壊死に陥り、しだいに周囲から分離、脱落し、遊離体(関節鼠)となるものであり、10~20歳の特に男性に多くみられるので、発育期に多いスポーツ障害の1つでもある。
2:腰椎分離症は、椎弓の上下の関節突起間部に離断が起こり、症状が生じているものである。発症は、学童年齢から始まって年齢の増加とともに率が増加する。青少年期の腰痛の重要な原因の1つである。
3:疲労骨折は、過度の運動負荷が反復して加わることによって起こるものであり、発育期に多いスポーツ障害の1つである。
4:内反足は、後足部が下腿に対して内転していて、足底が内側を向いているものである。とくに発育期に多くはない。