臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 熱傷について正しい記述はどれか(14回) 第1度の熱傷では最初にステロイド軟膏の塗布を行う 「9の法則」では頭部は総体表面積の18%にあたる 広範囲の熱傷では早期に輸液療法を開始する 第3度の熱傷では水庖形成が主体である 前の問題 次の問題 解答:3 1.第1度の熱傷では最初にステロイド軟膏の塗布を行う 2.「9の法則」では頭部は総体表面積の18%にあたる 3.広範囲の熱傷では早期に輸液療法を開始する 4.第3度の熱傷では水庖形成が主体である 解説: 1:第1度熱傷は紅斑性熱傷で、表皮層の障害であり、紅斑と疼痛を生じる。最初は水道の流水で冷却して深部への障害の波及を防止する。ステロイド軟膏の塗布は誤りである。 2:「9の法則」では、頭部、右上肢、左上肢はそれぞれ総体表面積の9%、胸部、腹部、右下肢、左下肢はそれぞれ18%、会陰部は1%にあたる。 3:広範囲の熱傷では、循環血漿量が謬出液として失われるので、早期に輸液療法を開始する。 4:第3度熱傷は焼痂性熱傷で、皮下脂肪組織まで達していて皮膚は壊死して硬く乾燥する。水庖形成が主体の熱傷は第2度熱傷(水庖性熱傷)である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test