臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) アレルギー性鼻炎について正しい記述はどれか(13回) 遅征型アレルギー反応で起こる 診断には鼻汁の好酸球検査が重要である 慢性化することは少ない 副鼻腔炎の原因にはなりにくい 前の問題 次の問題 解答:2 1.遅征型アレルギー反応で起こる 2.診断には鼻汁の好酸球検査が重要である 3.慢性化することは少ない 4.副鼻腔炎の原因にはなりにくい 解説: 1:アレルギー性鼻炎はアトピー性疾患の1つであり、鼻粘膜におけるⅠ型アレルギーによって、鼻粘膜の血管拡張、浮腫、分泌促進および血管や粘膜の透過性充進が起こる。主症状として、発作性のくしゃみ、水様性の鼻漏、鼻閉が起こる。アレルゲンである抗原粒子が鼻粘膜に付着したときに、抗原に対するIgE抗体があると、鼻粘膜でⅠ型アレルギー反応が起こって鼻炎が生じる。この反応はすみやかに起こり、遅延型アレルギー反応ではない。 関連記事⇒『アレルギーの種類一覧(病理学)』 2:鼻汁の好酸球増多がみられるので、診断には鼻汁の好酸球検査が重要である。 3:アレルギー性鼻炎は慢性化することが多く、また、4:副鼻腔炎の原因になる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test