解説:
アルコール依存症は、薬物依存症の一種である。自分の意思では飲酒をコントロールできなくなり、飲み始めると自分の意志では止まらなくなって、酩酊するまで飲んでしまう強迫的飲酒行為を繰り返す精神疾患である。
過剰な飲酒の有害性を知っているにもかかわらず、止められない。
アルコール摂取を中断した際に離脱症状(退薬・禁断症状)として1:手指や全身の振戦(震え)、2:幻視・幻聴などの幻覚、3:発汗、頭痛、眩暈(めまい)、吐き気、不眠、イライラ感などがみられる。
急性期の離脱症状を過ぎた後に、遷延性退薬徴候とよばれる情動性の不安定状態が数か月間続くことがある。4;四肢のしびれは離脱症状ではない。