東洋医学臨床論(全570問) 次の文で示す症例について、局所治療の対象となる筋で最も適切なのはどれか(23回) 「17歳の男子。野球の投手。1か月前よりフォロースルー期に肩後方に疼痛を自覚するようになった。」 棘下筋 広背筋 肩甲下筋 上腕二頭筋 前の問題 次の問題 解答:1 1.棘下筋 2.広背筋 3.肩甲下筋 4.上腕二頭筋 解説: 野球選手が投球動作によって肩に痛みを感じる場合、野球肩の可能性がある。 野球肩は、投球動作に伴う肩関節周囲の疼痛を主症状とするスポーツ障害で、肩関節周囲の様々な組織(関節包、肩甲下筋、腱板、上腕二頭筋腱長頭、棘上筋、棘下筋、小円筋など)の障害を含む。 本例では、フォロースルー期(投球全勤作のうち、ボールを離した後の動作時期)に肩後方に痛みを自覚している。野球肩の後方障害では三角筋後部や腱板(特に棘下筋や小円筋)の損傷が起こっている可能性が高い。選択肢のうちこれらに含まれるのは「1:棘下筋」である。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test