東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 臓腑とその生理作用について正しい組合せはどれか(17回) 肺―治節を主る 心包―血を蔵す 胆―清濁を分別する 胃―糟粕を伝化する 前の問題 次の問題 解答:1 1.肺―治節を主る 2.心包―血を蔵す 3.胆―清濁を分別する 4.胃―糟粕を伝化する 解説: 臓腑の生理作用に関する設問である。 1:治節は管理・調節する作用と考えられており、肺が呼吸、気の昇降出入、血液運行の推動、肺の宣発(散)と粛降の調節等をさしており、正しい。 2:心包は心を包む包絡であるが、血を蔵すのは肝であり誤り。 3:胆は中正の官であり、決断を主る。清濁を分別(泌別)するのは小腸であり、誤り。 4:胃は水穀を受納し、腐熟させ、降濁作用を有している。糟粕を伝化するのは大腸であり、誤り。 これら臓腑の生理作用は出題率の非常に高い設問であることから、五臓六肺の作用は必ず理解しておく必要がある。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test