東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す患者の病証として適切なのはどれか(18回) 「38歳の男性。半年前の失職以来、不安と不眠がある。起立時のめまいと軽度の動悸とを訴えている。」 脾陽虚証 肝陰虚証 心血虚証 腎気虚証 前の問題 次の問題 解答:3 1.脾陽虚証 2.肝陰虚証 3.心血虚証 4.腎気虚証 解説: 半年前の失職を契機として不安と不眠があるというのは、心神の失調を意味し、また不眠は陰液(心陰、心血)の不足によっても生じることになる。また、めまいと動悸についてみると、めまいは心あるいは脾の陽気不足によって生じるが、動悸は主として心の病証といえる。したがって、心血不足(3:「心血虚証」)と考えるのが妥当である。1・2・4は誤りである。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test