東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す病症について、以下の問に答えよ(17回) 「咽喉の閉塞感、怒りっぽい、抑うつ、胸脇苦満」 最も考えられる脈状はどれか。 濡脈 弦脈 濇脈 結脈 前の問題 次の問題 解答:2 1.濡脈 2.弦脈 3.濇脈 4.結脈 解説: 設問は肝の異常を示唆する病証である。 1は、浮細で無力の脈であり、虚証、湿証で出現しやすいことから関連がない。 2は、琴の弦のような固い脈であり、肝胆の異常、疼痛、痰飲等で出現しやすいことからこれが答えである。 3は、小刀で竹を削る時のような滑らかでない脈であり、血虚、気滞血瘀、痰、挟食などで出現しやすいことから関連がない。 4は不整脈の1つで、緩慢に休止するものを指し、数脈で休止する場合は促脈という。結脈は陰盛、寒痰、血瘀などによって生じやすいことから関連がない。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test