東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 次の文で示す患者の病証に対し、難経六十九難に基づいた治療穴はどれか(11回) 「50歳の女性。食欲不振があり、下痢しやすい。精神疲労と無力感がある。舌質淡、脈は沈細。」 曲泉・陰谷 少府・大都 太淵・太白 復溜・経渠 前の問題 次の問題 解答:2 1.曲泉・陰谷 2.少府・大都 3.太淵・太白 4.復溜・経渠 解説: 設問は、食欲不振、下痢、精神疲労、無力感から、脾虚がもっとも疑われやすい。 脾虚に対する難経の選穴は、脾の母の経である心経の母の経穴(火穴)と脾経の母の経穴(土穴)を治療することになる。 したがって、「2:少府・大都」がこれに相当する。 1:「曲泉・陰谷」は肝虚証の配穴である。 3:「太淵・太白」は肺虚証の配穴である。 4:「復溜・経渠」は腎虚証の配穴である。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test