解説:
患者の権利の根幹は患者の自己決定権であり、選択の権利、尊厳を得る権利などを患者が行使することである。医師からの情報をもとに患者が選び自己決定を行うことを目的として行われるのが、インフォ・一ムド・コンセントである。
インフォームドコンセントは①医療従事者側からの十分な説明、②患者側の理解、納得、同意、選択の2つからなる。
バイオエシックスは「生命倫理」ともいわれ、生命にかかわるさまざまな倫理的諸問題を取扱う学問である。
QOLは「生活の質(Quality of Life)」のことで、近年、緩和ケアなどで重要視される。ターミナルケアは「終末期
医療」のことで、患者のさまざまな苦痛(トータルペイン)に対し適切な治療・処置を行うことで、最後までその人らしく尊厳を持って過ごせるようにするアプローチを意味する。