東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問)
生体の活力として働く気の類に含まれるのはどれか(21回)
解答:2
- 1.血
- 2.精
- 3.魂
- 4.体
解説:
気、血、津液に関する設問である。
- 1:血は気と対応する概念であり、気の類には入らないことから誤り。
- 2:精は先天の精と後天の精があり、前者は腎に蔵され、発育、成熟、生殖といった基本的な生命活動を主宰(教科書では「起動」)するものをいう。後者は飲食物より得られるもので、営気、衛気、宗気も含んでおり、生命活動を支える基盤である。よって、これが答えである。
- 3:魂は精神活動と関連する「神」を五行説によって5つに分類したとき、肝に蔵されるものを指し、誤りである。
- 4:体は身体を表すもので、気の類とは関連しないことから、誤り。