東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す傷寒論の六経病証はどれか(26回) 「胸中の灼熱様の痛み、激しい口渇、空腹だが飲食ができない、四肢厥冷、嘔吐、下痢。」 陽明病 太陽病 少陰病 厥陰病 前の問題 次の問題 解答:4 1.陽明病 2.太陽病 3.少陰病 4.厥陰病 解説: 六経病証に関する設問である。 厥陰病は外感病末期にみられる病証で、寒熱錯雑(上熱下寒)が起こる。 主な症候は、胸部の不快感、激しい口渇・四肢厥冷、嘔吐、下痢である。 ポイントは、上部の熱象と下部の寒象が同時に現れていることである。 「胸中の灼熱様の痛み、激しい口渇」は陽明病と、「空腹だが飲食できない、下痢」は太陰病と、「四肢厥冷、下痢」は少陰病と似ているので注意すべきである。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test