東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す患者の病証でみられる脈診所見はどれか(26回) 「52歳の男性。主訴は腰痛。不眠や手足のほてりを伴う。仕事の疲れがたまると眩量や盗汗が起こる。」 滑脈 弦脈 細脈 緊脈 前の問題 次の問題 解答:3 1.滑脈 2.弦脈 3.細脈 4.緊脈 解説: 症例形式による病証と脈診に関する複合問題である。 腰痛という主訴から、まず腎を想起したい。不眠や手足のほてり、過労によるめまいや盗汗から陰虚を想起し、腎陰虚という病証が考えられる。 1:滑脈は痰湿、食滞を示すため、誤り。 2:弦脈は肝胆病、痛証、痰飲を示すため、誤り。 3:細脈は血虚、陰虚を示すため、これが正しい。 4:緊脈は実証、痛証を示すため、誤り。細脈のみが虚証を示し、他は実証を示すため、判断しやすい。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test