東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問)
四診法で得られた所見で予後が最も悪いのはどれか(24回)
解答:1
- 1.仮神
- 2.少気
- 3.畏寒
- 4.濇脈
解説:
- 1:仮神は「慢性病や重病者で精気が極度に衰弱しており、危険な状態」である。
- 2:少気は「呼吸が微弱で円滑に続かない状態」を指し、気虚により起こる。
- 3:畏寒は「寒けを感じるが、就寝時には衣服を加えたり暖を取ることにより寛解するもの」をいう。
- 4:濇脈は「脈の流れ方が滑らかでなく、ナイフで竹を削るときのような手応え」に似ており、気血の滞りを反映する。
選択肢中最も危険な状態は「1:仮神」である。