臨床医学各論(全470問) 体位と褥瘡好発部位との組み合わせで誤っているのはどれか(11回) 仰臥位―踵部 側臥位―外果部 ファーラー位―大転子部 座位―坐骨結節 前の問題 次の問題 解答:3 1.仰臥位―踵部 2.側臥位―外果部 3.ファーラー位―大転子部 4.座位―坐骨結節 解説: 褥瘡は、長期の臥床などによって床に押しつけられている部分の皮膚の血管が圧迫されて血流が減少あるいは遮断して局所の貧血が起こり、局所の栄養障害、代謝障害のために壊死に陥って潰瘍を形成するものである。 皮膚が突出していて、しかも皮下に脂肪や筋が少なくて、皮下の浅い所に骨を触れるような部位に起こりやすい。 1:仰臥位では仙骨部や後方の腸骨燕、肩甲骨、肘、踵などに好発し、2:側臥位では大転子や外果部、耳、肩峰などに、4:座位では坐骨部(坐骨の下部)に起こりやすい。 3:ファーラー位は半座位ともいい、上体を半分起こした姿勢である。大転子部は床に接していないので褥瘡は生じない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test