解説:
統合失調症は、精神の失調の1つの状態であり、自分の思考や行動を統合することができない状態である。
schizophreniaの2002年からの新しい日本語訳であり、従来は精神分裂病とよばれていた。青春期に発病し、特異な精神症状を呈する。
緊張型、破爪型、妄想型およびその他に分類され、症状は意思・欲望、感情、思考、知覚、自我意識などの障害がみられる。
思考の障害には、思考の断片化や妄想がある。
妄想には、妄想着想、1:貧困妄想、2:関係妄想、3:罪業妄想、4:心気妄想、被害妄想、注察妄想、追跡妄想、誇大妄想、宗教妄想、嫉妬妄想、被毒妄想、血統妄想、家族否認妄想などがある。
関係妄想は、周囲の出来事や他人の行動がすべて自分に関係があると考えてしまうものであり、統合失調症に特徴的な妄想である。