臨床医学各論(全470問) 肺結核について誤っている記述はどれか(13回) 空気感染する 初回感染での発病率が高い 確定診断には喀疾培養を用いる 多剤耐性菌感染は難治性である 前の問題 次の問題 解答:2 1.空気感染する 2.初回感染での発病率が高い 3.確定診断には喀疾培養を用いる 4.多剤耐性菌感染は難治性である 解説: 1:肺結核は好酸性桿菌の結核菌の感染によるが、感染はほとんどが空気感染であり、排菌している患者の咳、くしゃみ、会話によって生じた結核菌を含む小粒子を吸い込むことで起こる(飛沫感染)。したがって、空気感染する。 2:通常は感染後数週間で細胞性免疫が成立するので、初回感染での発病率は低い。 3:胸部エックス線検査は診断に有用であるが、確定診断には培養検査や塗抹検査による 喀痰検査で喀痰中の結核菌の存在が証明されることが必要である。 4:肺結核の治療はストレプトマイシン(SM)、バラアミノサリチル酸塩(PAS)、イソニアシド(INH)の3剤併用が一次抗結核剤として標準的に用いられている。多剤耐性菌感染の場合は難治性である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test