臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 肝腫大の胸腹部打診所見はどれか(23回) 濁音域の拡大 清音域の拡大 鼓音域の拡大 過共鳴音域の拡大 前の問題 次の問題 解答:1 1.濁音域の拡大 2.清音域の拡大 3.鼓音域の拡大 4.過共鳴音域の拡大 解説: 肝臓は打診において濁音が聴取される。 したがって、肝臓がびまん性あるいは局所性に大きくなる肝腫大では、1:濁音界の拡大がみられる。 2:清音は正常肺野での打診所見であり、肝腫大では濁音界の拡大に伴い肺肝境界が上昇する可能性があり、清音界の拡大はみられない。 3:鼓音は正常な腸管や胃で聴取される打診音であり、肝腫大により右側で縮小する可能性がある。 4:過共鳴音は清音に比べて持続時間が長く、より低調で大きな音。肺気腫や気胸でみられる所見である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test