臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか(21回) 痙性歩行がみられる 手指巧緻運動障害を認める 手内在筋の萎縮を認める 深部腱反射が減弱する 前の問題 次の問題 解答:4 1.痙性歩行がみられる 2.手指巧緻運動障害を認める 3.手内在筋の萎縮を認める 4.深部腱反射が減弱する 解説: 頚椎症性脊髄症では、4:深部腱反射が亢進する。頚椎症性脊髄症とは、頸椎の退行性変化による椎体後縁の骨棘形成や椎間板の膨隆によって脊髄が圧迫され、感覚・運動伝導路が障害される結果、四肢に運動・感覚障害が生じる疾患である。 下肢では1:痙性歩行および感覚障害が出現し、脊髄障害が高度になると歩行不能となり、膀胱直腸障害も出現するようになる。 また、上肢では手指のしびれ感や鈍痛で始まり、次第に2:手指巧緻運動障害や3:手内在筋の萎縮を認める。 また、四肢の4:深部腱反射は、障害レベル以下では亢進し、病的反射も認められる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test