臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 心房細動について正しいのはどれか(24回) 若年者で罹患率が高い 僧帽弁狭窄症は原因となる くも膜下出血の発症リスクとなる 心電図では異常Q波の出現が特徴である 前の問題 次の問題 解答:2 1.若年者で罹患率が高い 2.僧帽弁狭窄症は原因となる 3.くも膜下出血の発症リスクとなる 4.心電図では異常Q波の出現が特徴である 解説: 心房細動は、心房が1分間に450~600回の頻度で不規則に興奮し、その興奮波が房室結節へ無秩序に伝わるために、心室興奮が不規則になる不整脈である。 心房細動は、2:僧帽弁狭窄症などの心臓弁膜症、高血圧性心疾患、虚血性心疾患、拡張型心筋症や肥大型心筋症などの心筋疾患、呼吸器疾患、甲状腺疾患などが基礎疾患となるほか、明らかな基礎疾患がない場合もある。 心房細動は1:加齢と共に発生率が高くなり、また女性よりも男性に多く発生する。 心房細動中は心房の収縮が速く不規則なため、血栓ができやすく、3:脳梗塞を起こすリスクが高まる。 心電図検査による4:異常Q波は、心房細動ではみられず、心筋梗塞や心筋症などの強い心筋障害により出現する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test