解説:
3:全身性進行性硬化症は、強皮症とも呼ばれていた原因不明の慢性疾患であり、血管障害(血管病変)と線維芽細胞の活性化(硬化性病変)が関与しており、皮膚、関節、内部臓器の血管異常およびびまん性線維症、変性変化などがみられる。
さまざまな組織の線維化が起こるので、肺線維症もみられる。
1:出血傾向はみられず、紫斑病、血友病、再生不良性貧血などでみられる。
2:ブドウ膜炎はみられない。ブドウ膜炎にはベーチェット病、強直性脊椎炎、潰瘍性大腸炎などでの非肉芽腫性と、原田病、サルコイドーシス、結核などでの肉芽腫性がある。
4:リンパ節腫脹はみられず、種々の感染症でみられる。