脊椎・脊髄疾患と身体所見の組合せで正しいのはどれか（２３回）

解説：

1：脊髄ショックは、弛緩性麻痺や尿閉が認められる。痙性麻痺は、脳梗塞の後遺症として認められることが多い。

2：頚椎捻挫では頭痛・めまい・耳鳴り・難聴・悪心・嘔吐・眼振などバレー・リュー症状と呼ばれる自律神経症状を呈するタイプがある。

3：L3-L4椎間板ヘルニアはL4の障害であることから膝蓋腱反射(L2-L4)の消失は認められるが、アキレス腱反射(S1-S2)の消失は認められない。

4：腰部脊柱管狭窄症の特徴は神経性間欠跛行と呼ばれる跛行であり、姿勢を変える（体幹の前屈など）ことで速やかに改善して歩けるようになるのが特徴。鶏歩は腓骨神経麻痺に特徴的な跛行である。

※各跛行(異常歩行)の詳細は以下を参照。

⇒『跛行(異常歩行)の原因と特徴一覧』