臨床医学各論(全470問) 筋萎縮性側索硬化症でみられないのはどれか(15回) 母指球の萎縮 筋線維束性れん縮 膀胱直腸障害 深部腱反射亢進 前の問題 次の問題 解答:3 1.母指球の萎縮 2.筋線維束性れん縮 3.膀胱直腸障害 4.深部腱反射亢進 解説: 1:筋萎縮性側索硬化症は、上位運動ニューロン(錐体路)と橋、延髄、脊髄から出る下位運動ニューロンが進行性に変性し、錐体路徴候、筋力低下、筋萎縮が起こるものである。筋萎縮は母指球筋にも起こるので母指球の萎縮がみられる。嚥下および呼吸障害が現われ、次第に困難になる。 2:筋線維束性れん縮が、手、前腕、上腕、下腿、大腿の筋や、舌筋、口の周囲の筋等に起こる。 3:膀胱直腸障害は脊髄損傷の際に出現する。筋萎縮性側索硬化症ではみられない。 4:錐体路障害によって、はじめ深部反射は亢進し、バビンスキー反射などの病的反射が出現する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test