東洋医学概論(全262問)
次の文で示す経絡病証で適切なはどれか(12回)
解答:2
- 1.肺経
- 2.三焦経
- 3.胃経
- 4.心経
解説:
経絡病証に関する設問であるが、経脈の流注上の病証が決め手となる。
設問の「難聴、耳鳴り、のどの腫れ、上肢の後側から第4指に沿った痛み」というのは、第4指が手少陽三焦経の流注であり、さらに上肢後面から頚部(咽)、耳の周りから眉毛外端に終わるものである。したがって、手少陽三焦経の流注に沿った病証といえる。
- 1:肺経は、第1指から胸部に流注することから誤りである。
- 2:三焦経、これが正しい。
- 3:胃経は、顔面から胸腹部前面、股関節、膝関節から足関節、第2・3指に分布するものであり、耳とはあまり関連しない。
- 4:心経は、上肢内側を流注することから誤りである。
難聴、耳鳴り、のどの腫れ、上肢の後側から第4指に沿った痛み