臨床医学総論(全246問) 月経異常について正しいのはどれか(29回) 続発性無月経は思春期を過ぎても月経が発来しない状態である 原発性無月経の原因の一つに運動過多がある 過多月経は月経周期が短い状態である 月経困難症の原因の一つに子宮頸癌がある 前の問題 次の問題 解答:2 1.続発性無月経は思春期を過ぎても月経が発来しない状態である 2.原発性無月経の原因の一つに運動過多がある 3.過多月経は月経周期が短い状態である 4.月経困難症の原因の一つに子宮頸癌がある 解説: 月経異常とは、正常な月経の範囲外にある状態を指す。 分類としては以下がある。 開始(10~14歳、早発・遅発月経) 閉止(43~54歳、早発・遅発閉経) 量(20~140ml、過多・過少月経) 持続期間(3~7日、過長・過短月経) 周期(25~38日、無月経、頻発、稀発月経) また上記に加え、随伴症状として月経困難症や月経前症候群(PMS)などがある。 2:無月経のうち、18歳を過ぎても初経が起こらないものを原発無月経、月経が3か月以上停止した状態を続発無月経と呼ぶ。アスリートは運動過多により原発性無月経になりやすい。 4:月経困難症は、月経の直前または月経開始とともに、下腹部痛・腰痛・部区部膨満感・悪心・頭痛などの症状が出現するが、子宮頸癌はヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となるため誤り。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論 test