次の文で示す患者の病証で最も適切なのはどれか（２９回）

解説：

痹は、気血の巡りが悪くなり、痛み、しびれ、麻痺が起きるものである。

• 1：行痹は風邪により、遊走性の痛みで、関節に多く現れ､悪寒発熱､脈浮､舌苔淡白である。
• 2：痛痹は寒邪により、冷えて痛みの部位は固定し、脈は弦緊、舌苔淡白である。
• 3：着痹は湿邪により、重痛で､部位は固定し､雨の日は悪化する。脈濡、舌苔白膩である。
• 4：熱痹は熱邪により、熱感､発赤、腫脹があり、冷やすと軽減する。脈数、舌苔黄膩である。

症例に合致するのは2：痛痹である。