東洋医学臨床論(全570問) 脳血管障書で顔面神経麻痺となった患者の罹患筋に施術する場合、対象となる筋として最も適切なのはどれか(28回) 前頭筋 側頭筋 頬筋 咬筋 前の問題 次の問題 解答:3 1.前頭筋 2.側頭筋 3.頬筋 4.咬筋 解説: 中枢性(核上性)の顔面神経麻痺は、大脳皮質から連動神経の起始核である顔面神経核に至るまでに原因があり、主に脳梗塞などの脳血管障害や脳腫瘍が原因で発症する。 顔面上部の前額や眼の周囲の表情筋は左右の大脳皮質によって支配される両側性のため、片側の損傷があっても対側のバックアップで麻痺の程度は軽く、額のしわ寄せも可能である。よって、前頭筋は除外される。側頭筋、咬筋は三叉神経第3枝支配である。頬筋は顔面神経支配の下部表情筋で片側支配であるので、患側では麻痺する。 関連記事⇒『【顔面神経麻痺】末梢性 と 中枢性 の違いをイラストまとめ!』 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test