解説:
腎臓の割断面を見ると「赤褐色に見える皮質」と「その深部に存在する髄質」とに区別される。
髄質は8~12個の円錐状の腎錐体の集まりからなる。
腎錐体のには無数の縦に走る線状が見られ、それがいくつかの束に分かれて皮質に入り、髄放線を形成する。髄放線以外の皮質は皮質迷路と呼ばれ、腎錐体の間に入り込んだ皮質迷路を腎柱という。
従って「3:腎柱」が正解。
その他の選択肢は以下の通り。
- 1:腎臓は腹膜を有さない(関連記事⇒『腹膜とは?「腹膜内器官」と「腹膜後器官」を紹介!! +過去問一覧』)
- 2:門脈に注ぐのは「脾静脈・上腸間膜静脈・下腸間膜静脈」。
- 4:「腎小体(=糸球体+ボウマン嚢)」+「尿細管」=ネフロン(腎単位)。