生理学(全297問) 心拍について正しいのはどれか(30回) 成人の安静時の平均心拍数は約100回/分である 心拍のリズムは呼吸に同期して変動する 発熱時には徐脈となる 頚動脈洞を圧迫すると頻脈となる 前の問題 次の問題 解答:2 1.成人の安静時の平均心拍数は約100回/分である 2.心拍のリズムは呼吸に同期して変動する 3.発熱時には徐脈となる 4.頚動脈洞を圧迫すると頻脈となる 解説: 「2:心拍のリズムは呼吸に同期して変動する」が正解。 呼吸運動に伴う伸展受容器からの情報が循環中枢にも伝えられる。その結果、心臓迷走神経を介して心拍が吸気時に速く、呼気時に遅くなる。 1:成人の安静時心拍数の正常値は60~100回/分とされている(ただし、平均的には60~70回で、85回以上は比較的まれ)。 3:発熱時(体温の上昇時)には、心筋の代謝が亢進されるだけでなく、心筋自体も興奮性が亢進するため、心拍数が増加する。 4:頚動脈洞を圧迫すると副交感神経優位となり徐脈となる(関連記事⇒『血液の循環調節(+圧受容反射・化学受容反射など)』)。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学 第30回あまし test