リハ医学(全238問)
脳卒中の急性期リハビリテーションで正しいのはどれか(30回)
解答:3
- 1.安静臥床を基本に行う
- 2.随意運動の訓練は行わない
- 3.バイタルサインに留意して座位馴練を行う
- 4.全身状態が安定するまで関節可動域訓練は行わない
解説:
- 1:急性期でもバイタルが安定していれば段階的に離床を促していく。必ずしも安静臥床を基本ではない。早期に離床することにより、廃用症候群の発症を最小限に抑えることが出来る。
- 2:急性期でもバイタルが安定していれば段階的に随意運動を促していく。早期に随意運動を開始することにより、廃用性筋委縮を最小限に抑えることが出来る。
- 3:バイタルサインに留意して座位馴練を行う。座位が安定していれば、介助化(あるいは平行棒内)での立位訓練・歩行訓練など段階的に進めていく。←正解
- 4:全身状態が安定していない場合、自動運動は控えたほうが良いケースがあるが、(他動運動による)関節可動域訓練は可能である。早期から関節可動域訓練を実施るうことで関節拘縮を予防できる。