東洋医学概論(全262問) 次の文で示す患者の病証はどれか(30回) 25歳の女性。1か月前から食事制限による減量を始めたところ、疲れやすくなり、手足がだるく、冷えるようになった。 肝気鬱結 脾陽虚 肺気虚 腎陰虚 前の問題 次の問題 解答:2 1.肝気鬱結 2.脾陽虚 3.肺気虚 4.腎陰虚 解説: 陽虚は脾胃虚寒、脾陽虚などがあり、冷えに労倦が重なり、胃腸の陽が損なわれたもので、冷えや疲れで悪化する。 胃脘部に隠痛があり、温めると楽になる。 虚証であるので喜按である。空腹時は脾陽がさらに虚すため、空腹で悪化し食後は軽減する。 答えは「2:脾陽虚」である。 食欲不振、精神・情動の失調、労倦、慢性疾患などにより、脾気を消耗し、運化機能が失われると脾気虚となる。症例は食事制限が原因と考えられる。息切れ、衛気不足のため自汗、また気血の生成の低下で倦怠感・無力などの症状が出る。 ↓ 脾気虚は進行し脾陽虚になると、腹部や四肢の冷えが現れる。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学概論 第30回あまし test