解説：
軽擦刺激(触刺激)の伝導路は以下の2つのである。
- 長後索路（後索一内側毛帯路）：延髄で反対側へ交叉する。触圧覚の3/4が通る(粗大な触覚を伝える)。
- 前脊髄視床路（腹側脊髄視床路）：脊髄で反対側へ交叉する。触圧覚の1/4が通る(軽い触覚を伝える)。
従って「4：脊髄」が正解。
伝導路は、一次性ニューロン・二次性ニューロン・三次性ニューロンを介して大脳の体性感覚野に情報を伝える。
伝導路の二次性ニューロンと三次性ニューロンの交代は、視床にて行われる。
一次性ニューロンと二次性ニューロンの交代は以下で行われる。
- 長後索路は延髄にて行われる(延髄で交差する)。
- 前脊髄視床路は脊髄後角にて行われる(脊髄交差する)。
以下は、長後索路・前脊髄視床路に加え、外側脊髄視床路(痛覚伝導路)について解説したイラストとなる。
※各神経路の交差する部位も視覚的に把握しておいてほしい。
関連記事⇒『上行性伝導路（痛覚・触圧覚など）を解説』