解説：
1：軽擦法を行うと、皮膚・筋肉ならびに静脈管やリンパ管が圧迫され、管腔内の弁が働いて血液、リンパ液は求心性に一方向に還流する。
2：叩打法を軽く短く行うときは神経・筋の興奮性を高め、強く長く行うときは鎮静的に働くと考えられている。中等度の強さで短く行うときは、神経・筋の興奮性を高めると考えられている。叩打局所の血管拡張、血流増などもいわれている。
3：強擦法は、押したり、揉んだり、これることにより、病的滲出物などを細かく砕き、吸収・運搬を促進する。関節部などでは癒着をはがし、軟部組織の拘縮を改善する。
4：振せん法は、神経・筋の興奮性を高め、機能の亢進をはかる。反射性の血管拡張、血流増などもいわれている。