東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す病証の治療原則で最も適切なのはどれか(30回) 「慢性の眩暈と頭痛、目の充血、のぼせ、腰がだるく力が入らない。脈は弦細数を認める。」 瀉実 急則治標 補虚瀉実 因地制宜 前の問題 次の問題 解答:3 1.瀉実 2.急則治標 3.補虚瀉実 4.因地制宜 解説: 肝陽が亢進し、気機が上昇して慢性の眩暈と頭痛、肝と関連する目の充血があらわれ、陰虚により虚熱が上炎しのぼせがある。 腎の機能の失調により、腰がだるく力が入らないという症状(腰膝酸軟)がある。脈は肝・胆の病証である弦、陰虚のため細数である。肝の実証と陰虚による症状があるため「3:補虚瀉実」が正しい。 その他の選択肢は以下の通り。 「1:瀉実」とは去邪のことであり、実証に用いられる治則である。 「2:急則治標」とは急性で病勢が激しく「標」を放置すると「本」が悪化する恐れがある場合は、まず標に対処するという原則である。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test