東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 緊張型頭痛に対する局所治療について罹患筋と治療穴の組合せで正しいのはどれか(30回) 側頭筋ー風池 僧帽筋ー翳風 後頭筋ー玉枕 頭半棘筋ー脳空 前の問題 次の問題 解答:3 1.側頭筋ー風池 2.僧帽筋ー翳風 3.後頭筋ー玉枕 4.頭半棘筋ー脳空 解説: 緊張型頭痛は頭部・後頸部・肩甲上部・肩甲間部の筋群の過緊張、持続的収縮による筋血流量低下によって発痛物質が遊離し疼痛となり、交感神経活動亢進で筋の持続的収縮となる悪循環が関与すると考えられる。 緊張型頭痛につながる筋緊張となる主な筋は後頭筋・僧帽筋・板状筋・肩甲挙筋・菱形筋などである。 選択肢の経穴への刺激でアプローチできる筋は以下の通り。 「1:風池」は胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋。 「2:翳風」は顎二腹筋。 「3:玉枕」と「4:脳空」は後頭筋である。 よって正しい組み合わせは「3:後頭筋ー玉枕」である。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test