解説:
皮膚で侵害受容器によって痛みが受容されると、その信号は脊髄後角に至り、ここでニューロンを変える。
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すぐに交叉し、対側の前側索を上行して4:視床に達する。
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視床で再びニューロンを変えて大脳皮質へ投射する。
この伝導路を『外側脊髄視床路』という。
1:脊髄前角には運動ニューロンがあり、運動の伝導路(皮質脊髄路)の一部となっている。
2:後索核は延髄にあり、深部感覚や圧覚、触覚の伝導路(脊髄後索路)である。後索核とは、楔状束核と薄束核をあわせたものを指す。
後索核を出た信号は、交叉して3:内側毛帯へと続き、4:視床に達する。