解説:
1:ジストニアとは、持続的な筋緊張によ、しばしば捻転性または反復性の運動や異常な姿勢を来す病態で、すべての随意筋に生じうる。頚部に出現すれば、頚部筋の不随意的収縮により頭位が偏倚し、痙性斜頚となる。
2:ミオクローヌスでは一部の筋が突発的に素早く収縮する。
3:アテトーゼは、主として四肢遠位部に緩徐な持続性運動が生じる。
4:ジスキネジーとは、自分の意志に関わりなく身体が動いてしまう異常運動で、定義や病態生理が明確なものを除いたものを総称していう場合や、どれにもあてはまらない複雑な所見を呈するものに便宜的に用いる場合もあり、確定された一定の定義がない。