臨床医学各論(全470問) 総腓骨神経麻痺について正しい記述はどれか(21回) 足底の感覚障害を生じる 足関節部の圧迫によって発症する 足関節の背屈運動が障害される 足趾の底屈運動が障害される 前の問題 次の問題 解答:3 1.足底の感覚障害を生じる 2.足関節部の圧迫によって発症する 3.足関節の背屈運動が障害される 4.足趾の底屈運動が障害される 解説: 総腓骨神経の枝の深腓骨神経は、足関節の背屈の主動作筋である前脛骨筋や足趾の背屈の長・短趾伸筋、長・短母趾伸筋を支配しているので、麻痺によって足関節や足趾の背屈連動が障害される。 したがって、3が正しい。1:足底は脛骨神経の枝の支配であるので、足底の知覚異常は起こらない。 2:足関節部の圧迫によって発症するのではない。外傷、腓骨頭下部での圧迫、神経炎、ギプス固定での圧迫、大腿骨骨折、腰椎、仙椎疾患などが原因になる。 4:足趾の底屈連動が障害されるのではなく、背屈連動が障害される。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test