臨床医学各論(全470問) 肺気腫について誤っている記述はどれか(16回) 中年以降に多い 喫煙が誘因となる 太い気管支壁が破壊される ビール樽状の胸郭がみられる 前の問題 次の問題 解答:3 1.中年以降に多い 2.喫煙が誘因となる 3.太い気管支壁が破壊される 4.ビール樽状の胸郭がみられる 解説: 1:肺気腫は、中年以降に多く、特に男性に多い。 2:肺気腫は、肺胞組織を破壊し、過度に肺胞を膨張させるような因子によって起こる。大気汚染、喫煙、職業的な有毒物質の吸入、咳の頻発などが因子となり、疾患としては慢性気管支炎が原因になりやすい。故に喫煙が誘因となる。 4:咳、迎動時息切れ、喘鳴、喘息発作、動悸、浮腫などがみられ、ビール樽状胸郭を呈する。 3:肺気腫は、終末気管支鞘以下の含気区域が、肺胞壁の破壊的変化によって拡大したものである。太い気管支壁の破壊ではないので、誤りである。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test