臨床医学各論(全470問) 気管支喘息について正しいのはどれか(23回) 最近減少傾向にある 昼間に発作を起こしやすい 吸入ステロイド薬が有効である 小児喘息はアトピー性が少ない 前の問題 次の問題 解答:3 1.最近減少傾向にある 2.昼間に発作を起こしやすい 3.吸入ステロイド薬が有効である 4.小児喘息はアトピー性が少ない 解説: 気管支喘息は好酸球、リンパ球を主体とした気道の炎症であり、気管の狭窄と気管腺の過剰分泌状態を呈する。 気管支喘息は都市部に多く、近年増加傾向にある。 気管支喘息はアトピー型(IgE抗体を認める)と非アトピー型(IgE抗体を認めない)に分類されるが、小児では90%、成人では60%がアトピー性素因を有している。 症状は、発作時に咳嗽、息苦しさ、息がつまる感じ、呼吸苦、喘鳴を自覚する。 この時、聴診上肺音では笛声音を聴取し、呼気時に強く聞こえる。発作は日中よりも夜間にひどいことが多く、就寝時よりも就寝後深夜から明け方に発作が出現する。 治療は、3:吸入ステロイドが中心であり、最近ではβ2刺激吸入薬の併用による相乗効果も指摘されている。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test